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2012年5月20日 - 2012年5月26日

2012年5月26日 (土)

福島・フクシマ

 まさに「不明を恥じる」という以外にない話です。

 つい最近まで、半年間ほど新聞もテレビもない生活をしていました。直接そのせいではないのでしょうが、福島についての危機感が、私にはこれまでかなり欠如していました。

 ネット経由で多少は入ってくる情報では、すでに去年の年末に政府による福島原発事故の「収束宣言」が行われていました。直接は聞いてもいないその宣言とやらを頭から信じたわけでもありません。(アーニー・ガンダーセン氏は、これをブッシュの「イラク戦争終結宣言」になぞらえています)
 ただ、それ以後にはフクシマ関連で入ってくるニュース量がどんどん減っていき、それに伴って、関心が遠のいていったのも事実です。

 ちょっと違うのではないかと思い始めたのは、たまたまフクシマに関する海外の情報を目にしてからです。その中では、フクシマはチェルノブイリやスリーマイルと同列に扱われていました。
 いや、放射能汚染の規模としてはチェルノブイリよりもさらに大規模だというのです。
 米国では、西海岸の人たちが海をへだてた日本からの放射能汚染を本気になって心配しています。「進駐軍」の撤退も既に選択肢として考えられているとか。

 ややあやしげな類も皆無とは言えない情報の錯綜ですが、私がびっくりしたのは、福島第一原発で「メルトダウン」が起きていたという記述です。
 去年の3月・4月の時点では、私はNHKのニュースで事故の経緯をおおよそは観ていた覚えがあるのですが「メルトダウン」があったとは聞いていない気がします。

 私の以前からのアバウトな知識からすると、「メルトダウン」というのは最大級の危険状態で、絶対に起してはならない事態――すぐに連想されるのは「チャイナ・シンドローム」です。
 それが、当たり前のことのように言及されているのには驚きました。
 いまさら、と思われる方も多いでしょうか。
 まさに「不明を恥じる」そのものです。

 そんな次第で、このところ福島原発事故についての“にわか勉強”で手一杯の日々を過ごしています。

 それにしても、調べていくに従って見えてくるのは、どうしようもなく絶望的なこの国の体たらくです。
 ことここに到って、脱原発を早急に推し進めないというのは、もはやあり得ないと思うのですが、必ずしも道は平坦ではないようです。

 あまりの展望の見えなさ加減に、日本は早晩ほろんでしまうだろう、とヤケッパチな気持ちになってしまうことがあります。このままで行く限り、それは避けられない道でしょう。日本が滅亡するだけでなく、放射能を世界中にまき散らす加害者になってしまうおまけ付きです。

 できることは何でもやっていくべきだと思います。しかし、もっと全然ちがった運動形態が必要なのじゃないか。
 たとえば、「さようなら原発1000万人署名」という運動があります。去年からずっと続けていて、5月下旬の現在までに660万筆以上が集まったとのことです。
 この660万を「660万も」と見るか「660万しか」と見るか、です。私は、残念ながら後者です。
 この運動に水をさすつもりは一切ありません。どうぞ頑張ってください、というところです。ただ、正直な印象は、ひたすら「旧態依然」。

 5月19日に埼玉で行われたという「反原発」の動画を見て、がっかりしてしまいました。参加者が数十人規模くらいにしか見えません。道を警官に誘導されながら、デモ行進して歩いていました。例のシュプレヒコールというやつを繰り返します。あんな意思表示では、参加する気になる人はあまりいないだろうと思います。

 次から次へと、犯罪的なことが推し進められようとしています。
 放射能汚染された福島へ帰還が促されています。
 政府は、汚染された瓦礫を日本中にばらまこうとしています。おカネのことしか念頭にない自治体トップが住民を守るのをなおざりにして、それを受け入れようとしています。

 一つだけ動画を紹介しておきます。狂気の沙汰としか思えません。

放射性物質を東京湾に投棄

 少しずつでも、有効な情報をご紹介していければと思っています。

 以下は、改めてのお知らせです。

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 2006年の最初から2012年4月4日まで、すべての記事が収録されています。充実した内容を、目次付きで読むことができます。

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