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2012年8月19日 - 2012年8月25日

2012年8月24日 (金)

竹島は不法占拠?

 民主党政権によれば、韓国による竹島の実効支配は「不法占拠」だそうです。
 この表現は、民主党としては初めての使用だとか。
 ひところ米国発祥で「Occupy!」というのがありましたね。「不法占拠」なんていうと何か施設をOccupyしているような語感です。領土の問題なのだから、外国によるわが国領土の「侵略」だと言えばよさそうなものなのに、と私は思います。

 侵略ともなれば、「日米同盟」とやらに基づいて、沖縄の海兵隊が助けに来てくれるんじゃないんでしょうか。不思議なことに、そんな話はどこからも聞こえてきませんが――。

 実は、米国の認識では竹島は韓国に帰属することになっているようです。地名委員会がそういう扱いをしています。

 いまからほぼ4年前、2008年7月31日の報道を参照すると――。
 米国の地名委員会が、それまで韓国に属するものとしていた竹島を「主権未確定」に変更したところ、韓国から猛烈な抗議を受け、また帰属を韓国に戻したという経緯があったのですね。
 米国のこの対応に対して、日本政府は“抗議”しないのかと質問された当時の麻生政権・町村官房長官が、答えていわく――抗議する意思はない。なぜ抗議する必要があるのか分からない。

 こんな風なのです。
 この麻生政権が韓国は竹島を「不法占拠」していると言っています。
 同盟国の認識が違っているのを黙認しておいて、不法もくそもあるでしょうか。
 民主党が気張って使ったつもりの「不法占拠」というのも、この程度の言葉であるのでした。

 ちなみに、竹島のケースとは逆に日本が実効支配している尖閣諸島については、この米国地名委員会は「主権未確定」としています。
 米国は日本の主張を支持なんかしていない訳です。
 また、仮りに尖閣をめぐって中国と武力衝突する事態になったとしても、日本の加勢をする気なんか米国にはまったくないのでした。

 オリンピックやワールドカップ等々で、ニッポン・ニッポンと連呼する人たちの感覚が私にはまったく分かりません。
 努力して結果を出した選手たちはエライと思いますが、そのことで自身の自我の肥大感を覚えてしまっているような人たちの気が知れないのです。
 竹島や尖閣の成り行きに対して、まるで自分自身の権利を侵害されたかのように息巻く人たちというのがさらに分かりません。
 もし何か関係があるとしたら、自分の住んでいる日本という国が隣国の中国や韓国と良好なつきあいが出来る方がいいという一事につきるのじゃないかと私には思えます。

 領土なんかどうでもいいとは言いません。ただ、領土の帰属はあくまでも二次的な重要性しかないはずだと思うのです。
 つまり、本当の意味での国益――国民にとっての利益にプラスであるからこそ、またその場合にだけ、領土は大切なのであって、領土そのものを目的にするのは、ろくでもない拡張主義です。

 フローベールの作品に『紋切型辞典』というのがありますが、思考停止の条件反射言語しか話せない政治家にはうんざりです。
 外務省の官僚から吹き込まれた、教科書的なコメントをしているだけの自分に疑問というのを持たないのでしょうか。
 もっと大きな見地に立って、韓国や中国の政治家と話をつけようという気概を持った政治家はいないのか、と私は思います。

 竹島・尖閣諸島問題の核心は、日韓・日中の軋轢を米国が望んでいるということ、そしてその軋轢は日本の国益に反するということ、この二つに尽きます。
 日本の国益に反することを望んでいる国を友好国とは見なせません。
 また、同じ筋道から石原慎太郎はいわゆる“国賊”であり“売国奴”であると言えます。
 島の購入費用を献金した人たちは、とんでもなく誤解していると私は思います。

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