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2012年11月11日 - 2012年11月17日

2012年11月13日 (火)

ミット・ロムニーが自動車業界の救済策でぼろ儲け

 米国の大統領候補が、こんなことをしていたという話です。
 ネットで検索しても、日本語の詳しい記事がまったく出てこないので、ここで概要を紹介しておきます。

 10月18日付けで、“The Nation”マガジンにすっぱ抜きの記事が掲載されたのですが、どうも大統領選に決定的な影響を及ぼしていないようなのが意外です(大手マスコミが世論形成に強い影響力を持っている点において、日本の状況と同じようなものだと思えば、当然のことなのかもしれません)。

 共和党の大統領候補だったミット・ロムニーが、ハゲタカ・ファンドのオペから、最低1500万ドル、おそらく1億1500万ドルほどを儲け、さらにこのファンドのオーナーから多額の選挙資金を受け取っていたという調査報道です。
 リポーターはグレッグ・パラスト、キャリアのある経済ジャーナリストでベストセラーも出しています。

 以下、伝えられている事実の概要を書き出していきます。

 2009年、自動車部品メーカーのデルフィ・コーポレーションの救済のため、120億ドルの税金が投入された。この会社はジェネラル・モーターズの子会社で、以前はデルコ自動車部品といっていた。
 最大の顧客であったGM、クライスラーの経営が悪化したために、デルコ自動車部品は倒産寸前となっていた。
 ここへハゲタカ・ファンドが舞い降りて、一株あたり67セントでデルコの買収に入った。

 デルコは米国最大の自動車部品メーカーで、この会社からの部品供給がなくては、GMもクライスラーも自動車を作れないので、米国の自動車産業を守るためにはこの会社を何としても維持する必要があった。
 オバマ大統領は、雇用を守るために緊急援助を行なう決定を下した。

 ロムニーは、オバマによる救済を「conflict of interest」と非難し、救済には反対だ、「デトロイトは破産させよ」と言明していた。
 ところが、今回明らかにされたところによると、実はこのハゲタカ・ファンドのオペにロムニーは出資しており、最終的にはそこから大きな利益を挙げていたのだった。

 税金による救済が行なわれたので、一株あたり67セントだった株価は、その後、一株あたり22ドルまで値上りした。

 3人の億万長者とその仲間たちが、デルコの買収から総額で40億ドルの儲けを挙げた。
 オペの主役は、エリオット・ポール・シンガー。
 シンガーは、コレラの蔓延を終結させるために行なわれたコンゴへの海外援助から9000万ドルをくすねとった男である。コンゴにおけるシンガーの行為は、英国をはじめとする多くの国では違法なものだが、米国では合法とされている。

 (デルコ改め)デルフィ・コーポレーションに対する政府からの緊急援助は、その小切手をミット・ロムニー夫人のアンによって現金化されていることが明らかになったとのこと。
 ミット・ロムニーの資金の多くは、エリオット・マネジメント(エリオット・ポール・シンガーのハゲタカ・ファンド)に委託されていたのである。
 課税逃れのために、デルフィの本社はミシガンから、悪名高いタックス・ヘイブンのジャージー島に移された。

 デルフィに勤めていた25000人の労働者は一人残らず職を失った。
 デルフィは全米に29の拠点を持っていたが、一箇所を除いてすべて閉鎖され、現在、GMに部品を供給しているのは、中国に移されたデルフィの工場である。

 以下のサイトを参照しました。

Mitt Romney's Bailout Bonanza

Democracy Now

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