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2015年6月25日 (木)

でたらめばかりの「集団的自衛権」

 戦争法案を「合憲」だとする学者は「たくさんいる」のかいないのか。「たくさんいる」と言った以上は、たくさん挙げなければ、ウソを言ったことになる。官房長官がウソを言ったとしたら重大問題だ。「数の問題ではない」なんてことを言っていい筈がない。

 砂川判決が今回の「集団的自衛権」の根拠になるのか、ならないのか。
 前言が否定されたのだとしたら、前回の発言は重大な失言だったことになる。訂正して済むと思う輩、それを是認する輩の精神構造が私には理解できない。
 閣内不一致で総辞職するか、失言した防衛大臣が腹をかっ切って詫びるか、どちらかしかないのだ。

 中谷やら菅やら、オレ等は「学者」と違って「政治家」という責任ある者だと言うのなら、簡単に前言を飜すのはいくらでも結構として、言をたがえた以上は責任をとって辞任するのが筋というものだろう。自民党の金魚のフンどもは、まったく無責任が服を着ているようなもので、その言動たるや支離滅裂。

 三角形の内角の和が360度だということを、どんな天才であろうと「分かりやすく説明」など出来るわけがない。
 自民党の議員は(村上誠一郎議員をただ一人の例外として)誰も彼も支離滅裂そのものである。河野太郎とかいうのもいたように記憶しているが、彼は今どうしているのかな。

 礒崎首相補佐官とやらが18歳の女性に「論破」されたとか、ネット上で取り沙汰されている。
 上に書いたように、政府・与党は最初から最後まで「切れ目なく」支離滅裂なのだから、あらゆる部分で「論破」されてしまうのは当然のことだ。

 件の女性が言うところはそれとして、この首相補佐官は相当重大な失言をしていると私は思う。そこを指摘する必要がある。
 戦争と火事の譬えを、とりあえずそのまま受け取ったとして、彼が言っているのはこういうことだ。つまり「よそが火事になったとき、知らんぷりをしていて、消火になんの協力もしなかった家は、自分たちが火事になったときに助けてもらえないだろう」と。

 確かに、本来の集団的自衛権というのはそういうタグイのものである。
 こちらが攻撃されたわけでもなく、こちらに危険があるわけでもない場合も、仲間の国が攻撃された場合は助太刀に行く。お互いにそういう約束を、あらかじめし合っておくのが集団的自衛権というものだ。

 しかしながら、安倍政権が今国会で主張していることは全然ちがう。火事の譬えを踏襲すれば、こんな感じだ。
「よその家が火事になったとしても、自分の家に類焼の危険がある時以外は、私たちは知らんぷりをするつもりです。海をへだてた遠く離れたところで火事が起きた場合も、こちらの家に火が燃え移らない可能性はゼロとは言えない。その可能性がある場合だけ、消火に協力するんです」

 礒崎首相補佐官が言ったのとは全然違うではないか。
 何しろ「助太刀」に馳せ参じるか否かの尺度が、自分たちにとって存亡の危機であるかどうかに限ると言っているのが、今回の「集団的自衛権」なのだから。そこが法案のキモなのだね。
 で、そんなお約束であっても、こちらが危ないときに、お仲間が助けてくれるというのだから、まったく訳が分からない。そんな虫のいい話があるわけはないだろう。
 話そのものがまるまるインチキで、大きなウソが隠されていると考える以外にない。こんなのを支持するのは、バカか嘘つきに決まっている。

 本人たちも通しようのない筋だということは百も承知なのだろう。最近は、また別口の支離滅裂を言い始めている。
 国際法で言う「集団的自衛権」と、我々が法案として提出した「集団的自衛権」とは別のものなのだと言い出したのだ。

 別のものなら別の言葉を使いなさい。
 法律をつくる話をしているのだよ。出来うる限り誤解(曲解)の余地がないように厳密な表現を採用しなければならないのが法律というものだろう。

 自民党と公明党の金魚のフンたち、人間として恥ずかしくないのだろうか。
 と、感じているのは私だけではないに違いない。

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